自宅の部屋をセカンドオフィスへ

自分の部屋の、セカンドオフィス化を徐々に進行中。いや、自宅をセカンドオフィスに、ではなくて、会社の方をセカンドオフィスにしたいのだが。仕事の内容もコピーライティングやらWebプロデュースからトランスレーションにシフトしていく…。
で、書斎の左右の本棚を見たら、なんだか気まぐれで買った本ばっかりがとりあえず突っ込んであるだけなので、これを仕事に結びつくタイトルへ戦略的に整備していかないと。オフタイムを楽しむ場所から、戦う書斎へ、価値を生産できる場へ、という感じでしょうか。環境と意識は密接にリンクするのです。

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理系の英語

年末に書店で買った本の中の一冊が「教養としての理系の英語」。本のタイトルと表紙のタイポグラフィの端正さに惹かれて、ほぼジャケ買い的なノリで買ってしまった。
内容は、1/3が数式の英語の読み方、1/3が基礎的な科学例文、1/3が理系基礎語彙、という構成になっている。「数式の英語の読み方」なんかを目で追っていると、英語で読んだ方が数式の意味が分かりやすい、というかイメージしやすい、というのが正直な感想。数式表記なんかはもともと欧州文化圏の物だから、もっともといえばもっともかな。
全般をざっくり読んで感じたことは、やっぱり理系は輸入文化ということなのであって、情報伝達のスピードを考えると、すべてを英語で済ませてしまった方があらゆる歯車はうまく回転するのかもしれない、ということ。理系に限って、だが。

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東京都庭園美術館

21日は、3年の歳月をかけてリニューアルされた東京都庭園美術館へ。
アール・デコの館」なのだが、とてつもなく精緻なディテールの積み重ねによって構成されていることが館内に入ったところから解き明かされてく。内装、家具、調度品、食器…。光の角度によって表情を変える部屋ごとに異なる壁紙、ラジエーターカバーに施されたさまざまな意匠。装飾的美術の究極を造形したような細部がそこかしこに潜んでいて、それを探訪し、愛でるだけでも1日では足りないのではないかと思う。
併せて新築された新館はミニマルの極致をいくようで、ミニマリズム好きな自分としては、これはこれでどうしようもなく魅力的に映るのだが…。


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椅子を外ブラにチェンジ

自宅でのデスクワーク用に長年愛用してきた椅子が、座面の角度を支えるバネが壊れてしまい、背部分に体重をかけると後ろへがくっと座面ごと倒れてしまうようになった。この状態で約半年間、我慢しつつ使ってきたのだが、そろそろモッタイナイ精神にも限界が来たので買い替えることにした。
で、以前から狙っていたスチールケースやらハーマンミラーやらという米国の、いわゆる高級椅子メーカーに絞り込んでいくつかのブランドをチェック。とはいえ、どれもこれも10万円越えと高価なので、いま一歩購入へ踏み出すことができない。そこで何軒か中古屋さんのサイトであたりをつけてみたところ、自分が欲しい椅子ベスト3 圏内の未使用品がこなれた値段で出ているのを発見。メーカー保証がついていないのは仕方ないと諦め、即、購入。注文した翌々日には届き、やたらと重たいこの椅子を抱え、喜び勇んで自分の書斎がある上の階まで運び上げてみたものの…。
ところが実際にこの椅子でPCワークを始めてみたところ、ん? 想像していたような快適さは、ない。もっとゆったりとした、包まれるような快適性を想像していたのだが…。むしろランバーサポートなんかがあるもんだから、これが腰に当たって違和感さえ感じるし…。何だかこれまで使っていた椅子のほうが良いような気さえしてきた。
ありゃあ、これはちゃんと試座して選んだほうが良かったかなあ、失敗したかなあ、とちょっと落ち込んだものの、あれこれの調節機能を使ってデスクワークするときの身体の姿勢にフィットするよう工夫しつつ、3日間くらい使ってみたところ、あれ? なかなかいいなあ、これ、と感想が変わった。むしろ身体の姿勢をしっかりサポートしてくれていて、長時間のデスクワークには向いているような気がする。さすがですねえ。
考えてみたら、これまで使っていた椅子は、バネは柔らかいし、横幅はあるし、当然ランバーサポートなんていう機能もついていない。自分の姿勢が悪いなりに柔らかく勝手気ままに座らせてくれていたので、身体がそっちに慣れてしまっていたのだろうと思う。とはいえ、それはそれでいいんです。これまでの椅子には感謝していますよ。あなたに座っていろんなことを学んだり、仕事したり、考えたりしてきたんですからね。お疲れ様です。


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広告コピーのローカライズ

いやあ、米本国で作られた広告のコピーを日本向けにローカライズする作業は、本当にきつい。何せ、本国の市場向けに作られた広告を、シェアも競合ブランドも消費者の嗜好も、全く条件の異なる日本の市場向けにアレンジしなければならないから。しかも、本国サイドのマーケティング担当者は、自分たちの作った広告を忠実に日本語に翻訳しろ、と言ってくるし。
とはいえ、ただ単純に訳したって日本人ターゲットのマインドにヒットする広告コピーにはならないでしょう。いったい何案出せば納得してくれる案にたどり着くんだろう。デザイナーは、ぶつぶつ言いながらも本国の広告代理店が作ったビジュアルを一部修正するだけでほぼそのまま使うから、はたで見ていて楽だなあ、とは思うのだが…。
なんだか、異種格闘技のリングに無理やりあげさせられて、ときどき場外乱闘しているような気分になってきます。

ああ…

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アイデアが出てこない

某英語スクールの集客用キャッチコピー出しを手伝ってほしい、との要請が隣のデスクから急きょあり、マニュアル翻訳を一時中断してそちらにとりかかることにした。原稿用紙に思いつくままにキャッチコピーを書き綴りはじめて約2時間。そこでぴたりとコピーアイデアが出てこなくなってしまい、仕方なくヒントになるフレーズはないかとコピー年鑑を開いはみたものの、これといってピンとくるフレーズや切り口はなく…。
そこでふと、棚から取り出したコピー年間がたまたま2011年版だったことに気付き、そうか、その年の版かと感慨にふけってしまった。この年から日本人のメンタリティは変わっていってしまったのだなあ。広告は何事もなかったように綺麗な表情を見せてはいるが。
ま、日本とアメリカの犬や猫は国境にかかわらずDNAから授けられた彼らの言葉で会話するだろうし、本屋のない町はそもそも町とは呼ばないだろう、と思ってみたりしつつも、コピーアイデアは出てこない。困ったもんだ。

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ウフィツィ美術館展

東京都美術館で開催中のウフィツィ美術館展へ。ギルランダイオ、フォリッポ・リッピからボッティチェリ、サルト、ヴァザーリあたりの作品が展示してあった。自分にとってヴァザーリはどちらかというと建築家兼美術評論家的なイメージが強かったので、その絵画作品の実物を見られたことは良かったと思う。
時代的には15世紀から16世紀。技法的にはテンペラ画から油彩画への移行期でもあり、その技術的な移り変わりをはっきり見られたのが結構おもしろかった。例えて言うなら、テンペラ画がキロバイトなら油彩画はメガバイトで、一気に解像度が上がったというイメージ。顔料を濃度の高いターペンタインで溶いて、細いテン毛の筆で輪郭をきっちり描いていくテクニック(だと思う)が、テンペラ画に比べた油彩画の圧倒的な描写力の差として表れている。
写真は、夜の東京都美術館を中庭から眺めたところ。(iPhone5s


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